今日は、ネガ母がお産の介助をしてきた中で感じた安産のコツを3つお伝えしたいと思います。
それは、ズバリ、、、食う・寝る・出すです!!
これ、ほんとに大事。
では、1つずつ説明していきますね。
まずは1つ目。
食うについて。
お産の時って、フルマラソンを一回走り切るくらいの体力を使うと言われています。
そんな時に何も飲まず食わずで、完走することができるでしょうか??
エネルギー補給が必須ですよね。
ですから、陣痛が始まっていて痛みがある時でも、しっかりと食事を摂ること。
これが1つ目の安産のコツ、食うです。
一番の理想としては、陣痛中も朝、昼、夕の食事をいつも通り食べること。
、、、ですが、陣痛がきている最中だと、なかなか思い通りに食事を摂ることができまくなってしまいます。
おまけに、病院に入院している時に出てくる食事って、産後の方の食事と同じものが出てきますので、陣痛で痛みを堪えてる時であろうがそんなことはお構いなし。普通にカレーライスとか、お魚の定食とか出てくるんです😂
これでは見ただけでも食べたくなくなってしまいますよね、、、、ネガ母が見てきた産婦さんたちも、ほとんど食べられず、最終的にご主人が食べてるっていう光景を何度も見てきましたよ🥵
ですから、お産が始まってからのエネルギー補給は、自分で食べられそうなものを準備しておくことがとても大切なんです。
準備しておくものとしては、陣痛の合間にパクッと口にできるものがいいと思います。片手で食べられるおにぎりとか、サンドイッチとか。
ほんの少し摂取しただけで、すぐにエネルギーになるものがいいです。
雪山で遭難した時のために持っていくようなものとか(笑)
チョコレート、ウィダーインゼリーなんかもいいですね。
いつでも水分補給ができるように、ペットボトルのスポーツドリンクやお茶、お水を用意しておくのも大事です。
急な入院で事前に準備できなかった場合は、入院してからでも、ご主人に売店などで買ってきてもらうと良いですね。
陣痛の合間の短い時間ですが、こまめに栄養・水分補給をしてエネルギーを補給すること。
必ず意識して行って下さい。
次に2つ目の寝るについて
これもまた安産のためには本当に、とっても、とーっても大事です!!
出産の時って、初めてのお産の時は陣痛が始まってから赤ちゃんが産まれてくるまでに
平均で12〜14時間くらいかかると言われています。約半日ぐらいですね。
その半日の時間の中で、夜中(本来眠っている時間帯)を迎える方が非常に多いんです。
朝目覚めてから陣痛がきて、夕方に産まれましたーっていう方は少ないかもしれないですね。
たいていは陣痛中に夜間を迎えることになると思います。
先ほど、出産はフルマラソンと同じくらい体力を使いますとお伝えしましたよね。
さぁ、果たして、徹夜で寝ないでマラソンに挑んだ場合、最後まで無事に完走することができるでしょうか??
想像しただけでも無理ですよね💦
人間は本来陽が登ったら活動し始め、陽が沈んだら眠る。これが理想の生活。
お産の最中だって、決して例外じゃありませんよ。
ずっと頑張って働き続けている身体を、しっかりと休ませてあげる必要があります。
さぁ、夜だし寝ようかなーという時に、あれ??もしかして陣痛が始まったかな??となったら、気のせいかなと思って、とりあえず寝ちゃって下さい(笑)
産まれる時の陣痛になれば痛みで目が覚めますので、その程度の時はまだまだ先が長いです。
お産に向けて体力を蓄えておきましょう。
よく陣痛が始まって病院に入院してきた産婦さんが、陣痛の感覚をメモしてくることがあります。
そのメモを見ると、2:10分、2:25分、:2:50分、3:13分、、、、、、、なんていう感じで書いてあったります。
そのメモを見た瞬間に助産師は、「これはまだまだ産まれないな〜」と思います。
だって、寝てないから💦
まだ陣痛の間隔が長いうちから夜中に時計とにらめっこして起きていたら、体力が最後まで持ちませんよ、、、、。
徹夜してフルマラソン走り切れますか??
無理ですよね。
陣痛って、子宮の筋肉が収縮することで起こっているのですが、エネルギー不足になってしまうと、収縮が弱くなってしまい、いわゆる微弱陣痛、分娩遷延という状況になってしまうんです。
ずっとダラダラと痛いのが続いているにも関わらず、陣痛の強さが足りないので赤ちゃんがなかなか産まれてこない、、、そんなの嫌ですよね😭
なので、まだ陣痛の間隔が長く、痛みも耐えられるくらいのうちは、夜はしっかり寝ましょう!!
寝ちゃったら陣痛が遠のいちゃうんじゃないかと心配です、、、、いいえ、遠のきません。
むしろ、目が覚めた時にとっても良い陣痛がきていて、お産がサクサクと進むんです。
ネガ母も寝る前にあれ??陣痛始まったか??という感じだったんですが、明日に備えて寝よう!!と思って寝ました。そしたら、翌朝目が覚めた時、いきなり5分間隔ですごくいい陣痛きていましたよ。そしてそのままサクサクと進み、お昼にはちーすけ産まれてきました🤭多分眠っている間にも陣痛きてたんだと思います(笑)無意識にお産が進んでるなんてサイコーですよねー!!
とはいえ、もう陣痛が進んできていて5分間隔くらいできているようでしたら、寝なさいって言われても無理ですよねー、、、、その気持ちもよくわかります。
痛い時に眠ってなんかいられないです。
そんな時は、たとえしっかりと眠れなかったとしても、陣痛の合間に横になって下さい。
諦めて起きているのではなく、たとえ3分間隔の間でも、横になって目をつぶる。
これ本当に大事です。
光の刺激を遮断するために、部屋の明かりを消すことも忘れずに、、、。
横になるだけで全身の筋肉を休ませてあげることができるんですよ。陣痛がおさまったらすぐに横になって目をつぶる。
そしてまた陣痛がきたら自分の楽な体勢に。
おさまったらまた横になって目をつぶる、、、、
こうやって努力をした方は、きっと順調にお産が進んでくれるはずです。
お産の最中でも夜は寝る。これ大事。
最後に安産のコツ3つ目ですが、今度は寝るの反対。出すです。
え??なんで寝るの反対が出すなの??って感じですよねー。ご説明します。
赤ちゃんの産まれてくる産道の前側には膀胱、後ろ側には直腸があります。
なので、赤ちゃんの通り道が塞がらないように、常に膀胱と直腸を空っぽにしておいてあげたいんです。
ですから、2時間毎くらいにはトイレまで歩いて行って、排尿、排便してスッキリしておいて頂きたいんです。
実はこれにはトイレに行ってねという意味だけではなく、、、昼間は陣痛が来ていても病気にならず、しっかり動いてね。という思いもあります。
そう、先ほどの夜は寝ましょうの逆です。
人間は昼間は活動の時間です。
陣痛が始まると、ついつい病気になってしまって、布団をかぶって丸くなって、全然動かなくなってしまう産婦さん、結構いらっしゃいます💦
そうするとなかなかお産が進まないんですよー。
昼間でなかなか陣痛が強くならずお産が進まないと、「ちょっと病院内で散歩に行ってきて下さい」とか、「階段の上り下りしてきて下さい」とか言われている方結構いらっしゃいましたよ😄
ネガ母の勤めていた助産院でも、なかなかお産が進まない方には、山道のちょっと凸凹した所をドライブしてきてもらっていました(^ー^)
昼間はしっかりと活動する。出すと表現していますが、これもとっても大事。
お産は病気ではないので、お産の最中もなるべく普段どおりの生活に近い活動をするよう心がけてみて下さい。
ネガ母は、陣痛が始まっている間も洗濯物を干して、部屋の掃除機をかけましたよー🤭
さぁ皆さま。安産のコツ食う、寝る、出すいかがでしたか??
この食う寝る出すの3原則、ぜひ覚えておいて、お産の時に役立てていただけたら、と思います。
しかしながら、これはあくまでも初産の方のお話です。
経産婦の方は、お産が開始してからの経過が早いので、陣痛が開始した時は必ず病院の指示に従うようにして下さい。
また、初産の方でも、破水、出血など通常とは違う経過をたどることがあるので、その際は必ず事前に病院から指示されている内容に従い行動するようにしましょう。わからないことがあれば病院に問い合わせて頂くと良いと思います。
長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました☺️
みなさまが素敵なお産ができるよう心より応援しております。
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